神戸市北野エリアの洋館
風見鶏の館
ただいま長期休館中。2023年10月1日~【仮】2025年3月31日まで
国の重要文化財です。かつて神戸に住んでいたドイツ人貿易商ゴットフリート・トーマスの館でした。
トーマス氏は20歳で来日し横浜で貿易の仕事を始め、妻クリステルさんとの間には、一人娘エルゼさんが産まれました。
1905年に風見鶏の館は完成しました。設計はゲオルグ・デ・ラランデで、現存する建物では函館にある旧ロシア領事館を手掛けた人物です。ラランデ氏が東京に住んでいた時の自邸は、江戸東京たてもの園に展示されています。
トーマス一家は1914年に、日本に戻る予定で母国ドイツへ一時帰国します。その間に第一次世界大戦が勃発し、消息不明となり日本に戻ることはありませんでした。
主を無くし、風見鶏の館を取り壊しなど紆余曲折ありましたが、1977年にNHK朝の連続小説で「風見鶏」が放映され有名になると、トーマス氏の一人娘だったエルゼさんが幼少期に過ごした家だと申し出ました。建物内にあるトーマス一家の写真はエルゼさんより提供されたものです。
上を見上げると、尖塔にある風見鶏が象徴的な洋館です。レンガ造りの建物は異人館の中でも目立ちます。2階部分の外壁にはハーフ・ティンバーが見られます。
風見鶏の館の詳細
所在 | 住所:兵庫県神戸市中央区北野町3-13-3 |
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電話番号 | 住所:078-242-3223 |
料金 | 大人500円、高校生以下無料 |
営業時間 | 9:00~18:00(入館は17:45) |
休館日/th> | 2月・6月の第1火曜日(定休日が祝日の場合、翌日休) |
アクセス | 三宮駅下車から徒歩15分 |
ラインの館
1915年に建てられた洋館です。フランス生まれのJ.R.ドレウェル夫人が、1915年から1920年に亡くなるまでの間住んでいました。
大正時代に建てられた洋館で、ベランダ、ベイ・ウィンド、よろい戸、軒蛇腹など明治の異人館の様式が受け継がれています。
直線の美しい住宅で、洋館の持主だった夫人の故国フランスのライン川にちなんで「ラインの館」と命名されました。
ラインの館の詳細
所在 | 住所:兵庫県神戸市中央区北野町2-10-24 |
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料金 | 無料 |
営業時間 | 9:00~18:00(入館は17:45) |
休館日/th> | 2月・6月の第3木曜日(定休日が祝日の場合、翌日休) |
アクセス | 三宮駅下車から徒歩15分 |
うろこの家
登録有形文化財です。外壁の天然石のスレートがうろこのよう!スレートとは瓦や硯に使用されている天然石で、3000枚使われていると言われています。
外国人のための高級借家として明治後期に建てられました。最後の住人は1953年から1968年に暮らしていたE・ハリヤー氏でした。
一緒に見学した3歳児の息子は、薄暗さが怖かったようでしがみつかれました。カワイイ♥その3歳児にどの洋館が良かったか訪ねると、「うろこの館」でした。
うろこの家の詳細
所在 | 住所:兵庫県神戸市中央区北野町2-20-4 |
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電話番号 | 0120-888-581 |
料金 | 大人(中学生以上)1050円、子供(小学生以上)200円、幼児無料 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
アクセス | 三宮駅下車から徒歩15分 |
神戸の洋館をめぐる地図