西洋と東洋の建築様式を融合した、横浜市大倉山記念館
横浜市大倉山記念館について
神奈川県横浜市にある大倉山記念館を訪問しました。設計を担当したのは長野宇平治(辰野金吾の弟子。日本銀行本支店を数多く設計)です。
古代ギリシャ以前のプレ・ヘレニック様式を採用しギリシャ神殿風の西洋的外観と東洋の内装を取り入れた建造物です。東西文化の融合を掲げ、独特な建築様式を用いた近代建造物は世界でもここしかありません。横浜市指定有形文化財に指定されています。
東洋大学大学長を務めた大倉邦彦が創設した大倉精神文化研究所の本館として、1932年竣工されました。本の出版や図書館の公開など様々な活動を行いました。
正面入り口のペディメント
ペディメント(日本では破風という)とは西洋建築における切妻屋根の三角形(テュンパノン)の部分です。ここには建物を象徴する彫刻が施されます。
階段
吹き抜け
エントランスから上を見ると吹き抜けになっています。鷲と獅子の彫刻が施されています。
斗栱
ホールとして使用されている殿堂の柱には、寺社建築の木組みが取り入れられています。
ドアの装飾
梅林
朝の連続小説「梅ちゃん先生」のロケ地として使用されました。
裏口
建物を正面にした左側、梅林の方へ行くと裏口があります。
横浜市大倉山記念館の詳細
所在 | 神奈川県横浜市港北区大倉山2-10-1 |
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電話番号 | 045-544-1881 |
営業時間 | 開館時間: 9:00~22:00(利用申込受付時間:9:00~21:00) |
休業日 | お知らせ |
料金 | 無料(無料開放日がある) |
アクセス | 東急東横線「大倉山駅」西口から徒歩7分 |
URL | 大倉山記念館のホームページ |