大奥の大事件で江島が流された、高遠城
高遠城について
高遠城は、信濃への進出拠点として武田信玄が山本勘助らに命じて大規模な改修が行われたお城です。
日本さくら名所100選にも選ばれ、春にはお花見客で賑わいをみせます。
江戸時代の大奥で起きた江島生島事件で江島が流されたのは高遠藩でした。
江島生島事件とは？
月光院（お喜世の方）に仕える御年寄・江島と歌舞伎役者との密通事件。
大奥の実権を握って威勢を広げだした江島と月光院（6代将軍家宣の側室）は、天英院（6代将軍家宣の正室）と将軍継嗣の問題で対立しました。
江島は、月光院の名代として六代将軍徳川家宣の墓参りで、寛永寺、増上寺へ参詣しました。 その帰りに懇意にしていた呉服商後藤縫殿助の誘いで木挽町（現在の東京都中央区東銀座界隈。歌舞伎座周辺）の芝居小屋・山村座にて生島の芝居を見ました。 芝居の後、江島は生島らを茶屋に招いて宴会を開いたが、宴会に夢中になり大奥の門限に遅れてしまいました。
当時「女郎買い」と同じ意味の「役者買い」という言葉があり、お金のある裕福な女性が役者にそういったサービスをさせている周知の事実でした。 評定所や江戸中町奉行によって関係者が徹底的に調べられ、それにより大奥の規律の緩みが次々と明らかにされました。 江島は、高遠藩内藤清枚にお預けとなり、流罪に、江島の遊興相手とみなされた生島は三宅島への遠島と最終的に50人近くの人が罰せられました。
高遠城詳細
| 住所 | 長野県伊那市高遠町東高遠城跡 |
|---|---|
| 電話番号 | （高遠町公民館）0265-94-2557 |
| 開城時間 | 【絵島囲み屋敷】月曜日、祝祭日の翌日 |
| 休城日 | (高遠城)24時間 【絵島囲み屋敷】9:00～17:00(最終入館16:30) |
| 料金 | 無料 （さくら祭り 咲き始めから散り終わりまで）大人500円、小中学生250円 |
| アクセス | JR高遠駅から徒歩17分 |
高遠城の地図
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