英国式風景式庭園をウォーキング、七ツ洞公園
七ツ洞公園について
七ツ洞公園は、1999年に開園しました。横穴式古墳が7つある「権現山横穴群」の史跡にちなんで名付けられました。敷地内には大小5つの池と清流、それらを取り囲む森で形成されています。整備された遊歩道とパビリオンが点在しているので、景色に飽きることのないハイキングが楽しめます。
映画「テルマエロマエ」のロケ地として有名で、ローマの遺跡が日本に点在しているかのような公園です。実際は英国式の庭園で、イギリスの造園コンサルタンコ会社が設計しました。18世紀の英国で生まれた「ピクチャレスク(絵になる風景)」を具現化させた自然風景式庭園の様式で造られています。
上の写真は、南の玄関にある建造物。カスケード(連なった小さな滝)やパビリオン(展示会や博覧会などに用いられる仮設の建築物)でローマを思わせるデザインで、海外旅行している気分になる人もいるでしょう。。。きっと。
秘密の花苑
5月下旬~6月上旬にバラの花が咲き、イングリッシュガーデンが楽しめます。円形に囲まれたレンガが優雅さを演出しています。(写真は、花が咲いていないので、妄想した感想です。)
フォリー
公園内にはフォリーがいくつかあります。フォリーとは、特定の用途を持たない装飾用の建物だそうです。異国趣味が広がり18世紀には人工的廃墟を作ることが流行し、英国式庭園に用いられました。戯れを意味していて、贅沢ということだなという感想を持ちました。
ダムA サーペンタイン
ダムAにある、サーペンタイン。サーペンタインとは、自然の曲線や不規則性を重視して、自然風景を設計に取り入れたもの。これも英国式風景式庭園の手法の一つです。ダムAでは古代的な造形を、ダムBCDEへ進むにつれて、近世的な造形へと時代の移り変わりが見られます。
テルマエロマエの井戸
映画「テルマエロマエ」で、上戸彩さんがタイムスリップした井戸。上の穴から光が注ぎ、井戸に当たっているのが神秘的。ただ、使えませんので、ご注意を。
散策路
散策路が整備されていて歩きやすいです。緑に囲まれているので、虫が無視できない季節は、虫除けスプレーとかゆみ止めは必須です。分かれ道などもあり、どっち行く?なんてしながら歩くと小さな冒険気分も味わえます。
七ツ洞公園の詳細
所在 | 茨城県水戸市下国井町2243 |
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電話番号 | 029-232-9214(公園緑地課) |
営業時間 | 【秘密の花苑】8:30~17:00(11月~2月は8:30~16:00) ※秘密の花苑を除いて入園自由 |
料金 | 無料 |
アクセス | 水戸駅北口バスターミナル7番(大宮営業所行き)に乗車し、農業試験場入口下車徒歩20分 |
七ツ洞公園の地図