栃木県の素敵建物
青木周蔵那須別邸
道の駅「明治の森・黒磯」の敷地内にある洋館です。国の重要文化財です。
1888（明治21）年に建築された建物です。更に1909（明治42）年に増築さえ、現在の姿になりました。
設計は松ヶ崎萬長が行いました。岩倉使節団一行に加わりドイツで建築学を学び、ドイツ建築を日本に持ち込みました。
青木周蔵那須別邸は、松ヶ崎萬長が手掛けた、日本に唯一残っている作品です。
軸組や小屋組、外壁に鱗形のスレートを用いられる等、至るところにドイツ式の特長が見られます。
青木周蔵もまたドイツへ留学した経験があり、医学の勉強目的で渡独しましたが、政治・経済学に転科しました。
外務省へ入省し、ドイツに赴任した際にはテルと結婚していたのにも関わらず、エリザベートと結婚を決意します。
エリザベートとの結婚には困難がありましたが、国際結婚を果たしました。
山縣有朋内閣で2期とも外務大臣を務めました。
青木周蔵那須別邸の詳細
| 住所 | 栃木県那須塩原市青木27 |
|---|---|
| 電話番号 | 0287-37-5419（生涯学習課文化振興係） |
| 営業時間 | 【夏期4月～9月】9:00～17:30 【冬期10月～3月】9:00～16:30 |
| 料金 | 大人200円、小中学生100円 ＊毎月第3日曜日の「家庭の日」は、小中学生の入館料が無料 |
| 休館日 | 毎週月曜日（祝日の場合はその翌日）及び12月29日～1月3日まで |
| アクセス | JR「黒磯駅」より東野交通バス板室温泉行き15分「青木別荘前」下車、徒歩すぐ |
青木周蔵那須別邸の地図
乃木別邸
陸軍大将乃木希典が1892（明治25）年に自ら設計した農家風の質素な木造瓦葺の建物です。
休職中（通算4年間）に過ごした別邸です。
乃木希典は、日露戦争の旅順包囲戦の指揮や、明治天皇の崩御に際し、夫婦で殉死した人物として有名です。
乃木別邸の詳細
| 住所 | 栃木県那須塩原市石林820 |
|---|---|
| 電話番号 | 0287-37-5419（生涯学習課文化振興係） |
| 料金 | 無料（内部の公開はしていません） |
| アクセス | 東北本線「西那須野駅」より東野交通バス「乃木神社前停留所」降車、徒歩2分 |
乃木別邸の地図
山縣有朋記念館
山縣有朋は、内閣総理大臣の職に2度着いたことのある人物です。
1909（明治42）年に伊東忠太の設計により、小田原古稀庵（写真左側）に建てられた木造洋館です。
山縣有朋が1922（大正11）年に古稀庵にて亡くなるまで、沢山の閣僚、重臣たちと国事を論じました。
現在は栃木県矢板市の山形農場内に移築され、見学することができます。
内部は写真撮影が禁止なので、目に焼き付けてきました。
古い建物のため、夏にはカメムシが湧いてしまうのが難点です。
山縣有朋のイニシャルY.Aが施されたドアの装飾が印象的な建物です。
山縣有朋記念館の詳細
| 住所 | 栃木県矢板市上伊佐野1022 |
|---|---|
| 電話番号 | 0287-44-2320 |
| 営業時間 | 毎週月曜日（月曜日が祝日の場合は翌日休み） 年末12月28日～1月3日 |
| 料金 | 大人700円（コーヒーのサービス付）、小学生350円 |
| アクセス | JR矢板駅から車で約20分 |
山縣有朋記念館の地図
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