関ケ原古戦場決戦地

関ケ原古戦場について

関ケ原古戦場 は、1600年に起きた「関ケ原の戦い」の主戦場となった場所です。天下分け目の戦いとも呼ばれ、徳川家康率いる東軍と、石田三成率いる西軍が激突しました。この戦いに勝利した徳川家康は、その後江戸幕府を開き、日本は約260年続く江戸時代へと進みました。「日本の歴史を大きく変えた決戦の地」です。

なぜ関ケ原の戦いが起きたのか?

1598年、天下統一を果たした豊臣秀吉が亡くなると、豊臣政権の内部で対立が深まっていきます。

大きく分けると、・徳川家康を中心とする「東軍」・石田三成を中心とする「西軍」に分かれ、全国の大名たちを巻き込む戦いへ発展しました。その最終決戦の舞台となったのが、美濃国(現在の岐阜県)にある関ケ原です。

関ケ原が戦場に選ばれた理由

関ケ原は、古くから交通の要所として知られていました。京都と東国を結ぶ中山道が通り、伊勢方面や北陸方面へもつながるため、軍事的に非常に重要な場所でした。

さらに、周囲を山に囲まれた盆地地形で、・山の上から敵を監視できる・大軍を展開しやすい・各所に陣を置きやすい、という特徴がありました。そのため、東西両軍あわせて約15万人ともいわれる大軍勢が、この地に集結しました。

関ケ原の戦いはどんな戦いだった?

1600年9月15日(現在の10月21日頃)の早朝、濃い霧の中で戦いが始まります。最初は西軍が優勢ともいわれましたが、戦況を大きく変えたのが、小早川秀秋の裏切りでした。松尾山に陣を置いていた小早川秀秋が東軍側へ寝返ったことで、西軍は総崩れとなります。わずか半日ほどで決着がついたものの、その影響は極めて大きく、日本の支配体制そのものを変える戦いとなりました。

関ケ原

現在の関ケ原古戦場 には、当時の武将たちの陣跡が点在しています。岐阜関ケ原古戦場記念館 ではレンタサイクルの貸し出しも行われており、自転車で史跡を巡ることができます。関ケ原の風を受けながら田園風景の中を走っていると、ここが約400年前、天下分け目の決戦が行われた場所だとは思えないほど穏やかな景色が広がります。

石田三成陣跡
石田三成陣跡

西軍の総大将格であった石田三成が本陣を置いた場所です。関ケ原古戦場の中でも特に人気の高い史跡で、笹尾山(ささおやま)一帯に陣が築かれていました。

標高はそれほど高くありませんが、山頂からは関ケ原盆地を一望でき、東軍の動きを監視するには絶好の場所だったことがわかります。実際に現地へ立つと、「ここから三成は戦況を見つめていたのか」と、歴史の臨場感を強く感じられます。

石田三成陣跡 馬防柵
石田三成陣跡 馬防柵

現在は整備された遊歩道があり、数分ほどで山頂まで登ることができます。途中には馬防柵(ばぼうさく)が復元されており、戦国時代の陣地の雰囲気を体感できるのも魅力です。

馬防柵とは、敵の騎馬隊の突撃を防ぐために設置された木製の柵のことです。丸太や木材を並べて作られ、武将たちはこの柵の内側から鉄砲や弓で攻撃しました。戦国時代では、騎馬による突撃は大きな脅威だったため、馬防柵は防御陣地として重要な役割を果たしていました。

細川忠興陣跡
細川忠興陣跡

細川忠興陣跡 は、東軍の武将・細川忠興が陣を構えた場所です。細川忠興は徳川家康側につき、関ケ原の戦いでは東軍の主力武将の一人として参戦しました。静かな田園風景の中に石碑が立ち、関ケ原の戦況を見守った武将たちの歴史を感じられます。

松平忠義・井伊直正陣跡
松平忠義・井伊直正陣跡

徳川家康の四男・松平忠吉と、徳川四天王の一人として知られる井伊直政が陣を構えた場所です。関ケ原の戦いでは、東軍の先鋒として激しく戦ったことで知られています。特に井伊直政率いる「井伊の赤備え」は、赤い甲冑で統一された精鋭部隊として有名で、その勇猛さは戦国時代屈指ともいわれました。

徳川家康最後陣跡
徳川家康最後陣跡

関ケ原の戦いで勝利を確信した徳川家康が、最後に本陣を移した場所です。戦いの終盤、家康はここから西軍の敗走や戦況を見届けたと伝えられています。

徳川家康最後陣跡 床几場
床几場(徳川家康が腰を掛けて戦況を見守ったと伝わる場所)

「床几」とは、戦国時代に武将たちが野戦で使用していた折りたたみ式の腰掛けのこと。軍議を開いたり、休息を取ったりする際に使われていました。家康はここで諸将を集め、「首実検」を行ったともいわれています。

首実検とは、討ち取った敵将の首を確認し、戦功を判定する戦国時代の慣習です。つまり、この場所は東軍勝利の象徴ともいえる地点でした。

関ケ原の戦いに勝利した徳川家康は、その後征夷大将軍となり、江戸幕府を開きます。徳川家康最後陣跡は、日本の歴史が大きく動いた瞬間を今に伝える重要な史跡です。

約1時間半、自転車で巡った関ケ原の陣跡。関ケ原には数多くの陣跡や史跡が点在しており、さらに 岐阜関ケ原古戦場記念館 の展示もじっくり見学しようと思うと、半日では足りないと感じます。戦国武将たちの配置や戦いの流れを理解しながら巡るなら、やはり一日は確保したかったです。

関ケ原古戦場の詳細

所在 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-55
電話番号 0584-47-6070
営業時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休業日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日
料金 一般500円、高校生・大学生300円、中学生以下無料
レンタサイクル(普通自転車) / 4時間以内660円、4時間以上1210円、(電動アシスト)4時間以内1210円、4時間以上2310円
アクセス JR関ケ原駅 徒歩10分
URL 関ケ原古戦場記念館

関ケ原古戦場の地図

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