採掘した長さは1,234㎞!!足尾銅山
足尾銅山について
1610年、百姓二人が発見したとされる。当時の代表的な貨幣通貨寛永通宝が鋳造されたこともありましたが、幕末から明治初期にかけては閉山状態でした。
再び採掘が行われるようになったのは、明治政府の富国強兵政策が出たころです。古河鉱業のもと銅山経営は急速な発展を遂げ、銅産出量の40%程の生産を上げる大銅山に成長しました。
しかし、鉱山開発と製錬事業の発展は、足尾山地の樹木が、坑木・燃料のために伐採され、製錬工場から排出される大気汚染による環境汚染を引き起こしました。それでも、銅の生産を優先し、鉱毒被害は収まりませんでした。こうした現地の様子は、田中正造による国会での発言で大きな政治問題となりました。これが、足尾銅山鉱毒事件です。
1973年(昭和48年)2月28日をもって採掘を停止し、360年余りに及んだ銅山を閉じました。実に掘り進んだ長さは1,234㎞!だいたい東京から博多までの長さだそうです。
足尾銅山の詳細
足尾銅山 | 栃木県日光市足尾町通洞9-2 |
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電話番号 | 0288-93-3240(足尾銅山観光管理事務所) |
料金 | 大人830円、小・中学生410円 |
開館時間 | 9:00~17:00(トロッコ最終16:15) | 休業日 | 年中無休 |
交通手段 | わたらせ渓谷鉄道 通洞駅すぐ |
足尾銅山への地図
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