伊達政宗の菩提寺、瑞巌寺
瑞巌寺について
宮城県・松島にある「瑞巌寺」を訪問しました。かつて松尾芭蕉も参詣しました。伊達政宗が全面改築に乗り出し、現在の姿になりました。至る所に、桃山文化が反映されています。
上の写真の庫裏は国宝です。台所の役割を担う建物でした。
瑞巌寺 中門
重要文化財です。屋根は「杮葺(木の薄板を幾重にも重ねて施工する工法。)」
瑞巌寺 本堂
国宝です。伊達政宗の命により、5年の歳月をかけて造営されました。入母屋造の本瓦葺で、室中(孔雀の間)・仏間・文王の間・上段の間・上々段の間・鷹の間・松の間・菊の間・墨絵の間・羅漢の間の10室がある大規模な建物です。部屋の目的に合わせて、天井の造り、絵画や彫刻で装飾されています。
瑞巌寺 洞窟遺跡群
洞窟の壁面には供養塔や五輪塔、戒名等が無数に刻まれています。松島は、「奥州の高野」と呼ばれ、亡き人の供養がされてきました。
瑞巌寺 鰻塚
松島はかつて国内有数の天然鰻の産地でした。北海道から東京のウナギ業者が資金を出し合い建立したなど諸説あります。
五大堂について
瑞巌寺の境外仏堂です。伝承によると807年、坂上田村麻呂が奥州遠征の際に、毘沙門堂を建立したのが始まりとされています。その後、円仁が延福寺を創建した際に仏堂を建立し、五大明王像を安置したことにより五大堂と呼ばれるようになりました。
1604年、伊達政宗が瑞巌寺の再興に先立ち再建しました。
瑞鳳殿 すかし橋
国の重要文化財です。赤い橋は「すかし橋」といい、橋げたの隙間から海が見えるのと、欄干が低いため怖いです。
瑞鳳殿 五大堂
東北地方現存最古の桃山建築です。1604年、伊達政宗が造営しました。
瑞巌寺(五大堂)の詳細
所在 | 宮城県宮城郡松島町松島町内91 |
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電話番号 | 022-354-2023 |
営業時間 | 1月・12月 / 8:30~15:30 2月・11月 / 8:30~16:00 3月・10月 / 8:30~16:30 4月~9月 / 8:30~17:00 |
料金 | 大人700円、小・中学生400円 |
アクセス | 仙石線 JR松島海岸駅より徒歩10分 |
URL | 国宝 瑞巌寺 |
瑞巌寺(五大堂)の地図
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