旧三河島汚水処分場喞筒場
↑写真は、ポンプ室

建物のレンガの修正は職人さんが、どこ産のモルタルを使用したのかを当て、取り寄せて貼り直しました。レンガの古い新しいは分かりますが、モルタル部分は、遠目からは分かりません。職人の技てスゴイなと思いました。

旧三河島汚水処分場喞筒場について

日本の下水処理の歴史を知るのにおすすめな場所です。子供と夏休みの自由研究に下水道について学習するのも面白そうです。見学するには事前に予約が必要です。集合場所は正面玄関で、スーパーバリュー荒川2丁目店をグーグルマップで検索すると目の前になります。駐車場スペースもありますが、2台だったので確認した方が良いかと思います。
まず最初に10分間のビデオ鑑賞があります。その後ガイドさんが、各施設へ案内してくれます。貴重なお話を聞けたので、まとめました。

旧三河島汚水処分場喞筒場は、岩倉使節団がヨーロッパで下水道を視察し、ヨーロッパの技術が採り入れられました。米元晋一を中心として大正11年に建てられました。この米元晋一さん、スゴイ人なのに余り知られていません。一説によると、最初に設計をしていた先輩の中島鋭治の設計書を少し手直しをして完成させました。当時、後輩が先輩の手直しをするなんて事は大変失礼なこと。だから表舞台にたてなかったんじゃないか…ていうんです。出る杭は打たれてしまったのか!?

マンホール
↑写真は、マンホールカードと同じマンホール。

まずは、マンホールの豆知識からです。マンホールには、「電気、ガス、下水道、上水道、通信」の5社のものが95%を占めています。
最新のマンホールには、様々な工夫が施されています。例えば、私は子供の頃、雨の日のマンホールでツルッと滑った経験がありますが、マンホールのスリップによる自動車やバイクのスリップ事故が少なからず起きているようです。これは表面の突起が摩耗してしまうからです。そこで、最新のマンホールには、スリップサインという、マンホールの替え時を知らせてくれる突起物が付いています。見てみて下さい。(最新のマンホールの写真を撮り忘れました)

また、ガイドさんの話によると、下水道の事務局で務めていた時、よく来た苦情は、マンホールの蓋が鳴るので眠れないというものだったそうです。確かに昔、鳴っていた記憶あります。それも、今はカギ付きになり密閉されることにより解消されているそうです。さらに、カギが付いているので、てこの原理を使ってマンホールを開けることも出来なくなっています。

旧三河島 ポンプ井
↑写真は、まるで映画の世界に迷い込んだかのような、ポンプ井です

ワクワクな瞬間です。ヘルメットを被って、中に入れます。下水から流れてきた水の中から大きなゴミを取り除いたあと、ここに合流します。それをポンプで吸い上げ次の工程へと運びます。

旧三河島 インクライン用電動機室
↑インクライン用電動機室。

ポンプに組み上げる前に取り除いた土砂やゴミは、トロッコで引き上げていました。と、ここで注目なのが、レンガの様子。モルタル部分の色が大分違います。ポンプ室の写真と比べると分かります。職人気質かそうでない人かで、完成度に差が出ますよね、とガイドさんが言っていました。仕事を引き受ける上で、プラスアルファの仕事をするか、図面通りの仕事をするのか、私は前者でありたいなと思いました。

旧三河島汚水処分場喞筒場の詳細

住所 東京都荒川区荒川8-25-1
電話番号 03-6458-3940
営業時間 9:00~16:00 *施設見学には予約が必要
休業日 火曜日、金曜日、年末年始
料金 無料
アクセス 東京メトロ千代田線または京成線「町屋」駅より徒歩13分

旧三河島汚水処分場喞筒場の地図