天下の難所を歩いてみる、箱根旧街道
箱根旧街道について
通称「箱根八里(一日十里歩けたが箱根は険しすぎて八里しか歩けなかった)」で知られる天下の難所、箱根旧街道を訪問しました。当時の人の健脚ぶりを目の当たりにしました。
畑宿 一里塚
江戸時代のはじめに街道や宿場を整備した江戸幕府。距離を測るために一里(約4㎞)ごとに一里塚をおきました。当時の旅人にとって距離が分かり、木陰で一休みする場所でした。
箱根旧街道 石畳
江戸時代に整備されるまで、すねまでつかる泥道でした。そのため、石畳が敷かれました。今も残る石畳を行きます。
橿木坂
登るのキツイなぁと思っていたら看板に書いてありました。「橿の木のさかをこゆれば、くるしくて、どんぐりほどの涙こぼる」と詠まれるほどの難所でした。いやいやドングリ程の涙の粒は大きすぎるだろうと思いながら、階段を登りました。江戸時代にはこの階段はなかったでしょうから、流れたのかも知れません…。
所在 | 神奈川県足柄下郡箱根町畑宿 旧東海道 |
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電話番号 | 0460-85-5700(箱根町総合観光案内所) |
営業時間 | 暗くなる前に終えましょう。 |
料金 | 無料 |
アクセス | 箱根湯本駅から旧街道経由元箱根港行きバスで「旧街道石畳」下車 |
一息休憩、甘酒茶屋
甘酒茶屋
江戸時代から400年以上も続く老舗店です。江戸時代に、険しい箱根の地域には茶屋が設けられました。甘酒茶屋は9軒ほどあったそうですが、この1軒が残るのみになってしまいました。体の疲れが癒える甘酒と、暑さ和らぐトコロテンがいただけます。
所在 | 神奈川県足柄下郡箱根町畑宿二子山395-1 |
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電話番号 | 0460-83-6418 |
営業時間 | 7:00~17:30 |
料金 | 甘酒400円、ところてん500円、しそジュース400円など |
URL | 箱根 甘酒茶屋 |
終点、箱根関所
復元された箱根関所
杉並木を抜けると復元された箱根関所があります。旅人の出入りを厳しく監視していました。キリがかかると物々しい雰囲気があります。
畑宿 一里塚から箱根関所まで、寄り道したり休みながらで約4時間かかりました。今回歩いたのは5㎞ほどなので、約一里でした。昔の人はだいたい一日十里歩けたらしく、どういうこと...?!という気持ちになりました。
箱根旧街道の詳細
所在 | 神奈川県足柄下郡箱根町箱根町箱根1番地 |
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電話番号 | 0460-83-6635 |
営業時間 | 3月1日~11月30日 9:00~17:00、12月1日~2月末日 9:00~16:30 |
料金 | 大人500円、小学生250円 |
URL | 箱根関所 |
箱根旧街道の地図