江戸の名園を散歩、六義園

六義園について
六義園は、江戸の風雅を今に伝える大名庭園です。五代将軍・徳川綱吉の側用人であった柳沢吉保が、将軍から下屋敷の地を拝領し、7年の歳月をかけて築いた回遊式築山泉水庭園です。以後、幕末まで柳沢家の下屋敷として用いられました。
和歌を深く愛した吉保は、紀州・和歌浦の景観を映し込むように庭園を設計したと伝えられています。園内には四季折々の風情が広がり、歩くごとに移り変わる景色を楽しめる造りとなっています。
江戸の度重なる火災を免れ、明治の世を迎えた六義園は、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎によって買い取られ、赤煉瓦の塀に囲まれて整備されました。その後も関東大震災や東京大空襲の被害をほとんど受けず、1938(昭和13)年には東京市に寄贈されました。今日に至るまで、造園当時の面影を色濃く残し、多くの人々に親しまれています。

六義園の雪吊り
雪吊りは、枝が雪の重みで折れるのを防ぐために縄を張り巡らせる伝統的な技法で、北国の庭園でよく見られますが、東京で楽しめるのは珍しい光景です。雪の少ない東京の庭園では、単に枝を守るだけでなく、冬の庭園を美しく飾る役割も果たしています。

六義園を子供とお散歩
六義園は、大人だけでなくお子様と一緒に訪れ、お散歩するのも楽しいです。広々とした園内を歩けば、池に泳ぐ鯉やカモに出会えたり、小径を探検するような気分を味わえたりと、子供の好奇心をくすぐる風景がたくさんあります。季節ごとの花や木々の彩りも豊かで、「春は桜、秋は紅葉」と自然の移り変わりを親子で楽しむことができます。
砂利道や土の道を歩きながら、足裏から伝わるいろいろな刺激を楽しみ、普段の公園とは違う自然の感触を味わえるのも、この庭園ならではの体験です。

吹上茶屋
庭園を歩き疲れたら、ぜひ「吹上茶屋」でひと休み。風雅な景色を眺めながらいただくお抹茶セットは、散策の合間にぴったりのひとときです。売店も併設されており、かりんとうなど素朴でやさしい味わいのお菓子も用意されています。お子さまと一緒に頬張れば、庭園散策がさらに楽しい思い出になります。
池の水面を渡る風や、四季折々の木々の彩りを眺めつつ、昔ながらの茶屋で過ごす時間は、六義園ならではの贅沢な休息です。
六義園の詳細
| 住所 | 東京都文京区本駒込6-16-3 | ||
|---|---|---|---|
| 電話番号 | 03-3941-2222 | ||
| 開園時間 | 9:00~17:00(入園は16:30まで) | ||
| 休園日 | 年末年始(12月29日~翌年1月1日) | ||
| 料金 | 大人300円、65歳以上150円、小学生、都内在住・在学の中学生は無料 | ||
| アクセス | JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」下車、徒歩7分 | ||
六義園の地図
六義園を含むお散歩コース
